パーキンソン病

パーキンソン病計画番号:PB5190010

パーキンソン病に対するヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた治療を行なっています。
画像を紹介する医師

治療の目的

脂肪組織由来間葉系幹細胞の、神経保護因子の分泌・抗炎症作用・ミトコンドリア機能の改善・神経ネットワークの修復支援といった働きから、変性した神経環境を整え、障害された脳機能を回復させることが期待されています。

パーキンソン病とは

脳には、からだの動きをスムーズにコントロールするために「ドーパミン」という物質を出す仕組みがあります 。このドーパミンは、脳からの指令を全身に伝える「潤滑油」のような役割を果たしています。
ところが、パーキンソン病では脳内の神経細胞が障害され、ドーパミンが減少してしまいます 。その原因は現代の医学でも完全には解明されていませんが、ドーパミンが十分に作られなくなることで脳の指令がうまく伝わらなくなり、手足の震えやからだのこわばりといった症状が現れます 。
血管内にステントが挿入された動脈のイメージ図

期待される効果

期待される効果としては、 以下のような点が報告されています。

POINT

01

がん化リスクが極めて低い

ADSCは脂肪組織から取り出した成熟した間葉系幹細胞(MSC)であり、多能性ではなく「多分化能(multipotency)」に留まる細胞です。

【特徴】

  • チェック

    未分化性が低く腫瘍化の可能性がほとんどない

  • チェック

    世界中の臨床データで、がん化の報告が極めて稀

  • チェック

    拒絶反応がなく遺伝的な異物反応も起こらない

培養皿と盾の安全性を示すイラスト
培養皿と盾の安全性を示すイラスト

ADSCは、「安全性の実績」が圧倒的に多い

POINT

02

繰り返し治療できる

ADSCは 脂肪組織採取後は静脈点滴で投与可能です。

【特徴】

  • チェック

    通院で繰り返し投与ができる

  • チェック

    高齢者・基礎疾患のある方でも治療を受けやすい

  • チェック

    副作用は点滴時の軽度の反応程度で、全身麻酔も不要

培養皿と盾の安全性を示すイラスト

POINT

03

神経保護・抗炎症作用で徐々に回復を促す治療

ADSCは脳内で以下のような作用が行われます。

【特徴】

  • チェック

    抗炎症作用

  • チェック

    ミトコンドリア機能改善

  • チェック

    神経保護因子(BDNF, GDNF, VEGFなど)の分泌

  • チェック

    神経ネットワークの修復支援

培養皿と盾の安全性を示すイラスト
培養皿と盾の安全性を示すイラスト

“進行抑制” や“生活機能改善”に寄与する可能性あり

POINT

04

免疫拒絶反応がない

ADSC は 100%自家細胞なので、拒絶・拒否反応がほぼなく免疫抑制剤も不要で長期の繰り返し投与ができる

培養皿と盾の安全性を示すイラスト
動脈硬化症の症状
“神経の環境を整える”ことで、
ドパミン神経の活性(保護)を促す